上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2013.07.15 雨続き
7月に入ってから雨が降り続き、花の写真をまともにとれないまま半月が過ぎていました。連休中日の14日はやっと雨が止んだので写真が撮れると思ったのですが、長く続いた雨のせいかどの花も少し傷んでいるようでした。


ハヤチネウスユキソウは6月下旬に標高1300m付近から咲き始め、今は山頂付近まで咲いていますが、今年は花の数が少ないようです。 2013年7月14日


コバイケイソウは今年は当たり年で、岩手県内の他の山でも多いようです。数年に一度このように大量に花をつけます。小田越コース、山頂直下で。 2013年7月14日


同上


チシマフウロ。小田越コース五合目ではもう終わりに近づいています。 2013年7月14日


今年はここ数年のうちでは登山者数が多い方のようです。6月9日の山開きから一ヶ月以上が経ちましたが、その間にあった記憶に残ることといえば、高山植物の盗掘が二件と、事故でヘリが飛んだのが三件です。

高山植物の盗掘のうち一件は、早池峰山に生育する希少な植物の中でも特に個体数の少ないものが持ち去られたものでした。その植物は早池峰のパトロール関係者間でもかなり気をつけて監視しているのですが、盗まれてしまいました。(このブログではその植物の情報を、その希少性に鑑みて、名前すら一度も掲載したことはありません。)その翌週にはハヤチネウスユキソウも盗まれました。登山者のマナーは昔に比べれば全体的には向上しているのでしょうが、盗掘は未だに後を絶ちません。

事故については、毎夏数件、救急車や防災ヘリを呼ぶような事故が起きています。多いのは転倒ですが、持病などで具合の悪くなる方もいます。先週の日曜日には、小田越コース八合目で転倒した60代女性が右手首骨折と顔面裂傷の怪我を負い、消防の救助隊(とその他いろいろな協力者)によって担架で一合目まで搬送され、最終的には岩手県の防災ヘリコプターで病院に運ばれるという事故が起きました。一つ一つの事故にそれぞれ原因はあると思いますが、事故の多くは高年齢層に集中しています。簡単に言えば、「自分が思っていたより早池峰山は体力(筋力・心肺機能)的・技術的に大変な山で、それに自分の体力・歩行技術が対応できなかった」ということだと思います。比較的楽な小田越コースからの早池峰山頂往復は標高差700m程度ですが、そのうち600mは滑りやすく歩きにくい蛇紋岩の岩場の登降です。東京の高尾山を登るのとは訳が違いますので十分に準備をしてきていただきたいものです。そして場合によっては無理せず登頂をあきらめて引き返すことも選択してください。せっかくの楽しいはずの山行が悲惨な思い出になってはいけません。


2013年7月7日 小田越コース七合目付近で担架を搬送する消防署員。


同 一合目まで搬送したところでガスが晴れ、岩手県の防災ヘリ出動を要請、無事に傷病者をピックアップ。このときはたまたま通りかかったお医者さんが丁寧に患者を診てくれ、付き添ってくれて助かりました。

私達のような、早池峰山で腕章をつけてパトロールしている者も一応は応急手当の講習を受けていますし、山開き前には毎年消防との合同遭難救助訓練も行っています。しかし基本的には登山は自己責任です。独力で安全に下山するための全ての準備を怠りなくして登山に臨んで欲しいものです。



また雨が降り続いています。三連休の最終日もすべての登山者が無事に山を降りられますように。


そしてまた花がむやみに摘まれたりすることがありませんように。


スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://spottednutcracker.blog.fc2.com/tb.php/88-33e495df
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。