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大迫のあんどんまつりが終わりました。祭りの余韻の残っているうちに書いときますか。今年は何かボケていて2日間の全町分の山車の写真が撮れていなかったので欠けてる分はあらかじめごめんなさい。

8月14日

前日の天気予報を覆し、奇跡のような晴天に。


あんどん山車運行は16時、明るいうちから始まります。あんどんはもちろん灯りが入ってからがいいものですが、青空の下の極彩色の「昼行灯」も何か味わいがあるんですよね。私は川原町の川若組に参加してます。


川若組正面 「要石」
地震の原因である鯰を石で押さえたという鹿島神宮の伝説にちなむもの。岩手、東北いや日本は今も地震の活動期にあることをお忘れなく。ぱっと見大きくて迫力がありますね。絵的にはこういう絵柄、組み方が「川原町らしい」んでしょうね。


下若組本部前では音頭上げと、小栗判官を披露。
このとき既に「袖」(側面のあんどん)が道路標識に衝突して破損しちまってました。


川若組 見返し「扇の的」 那須与一と官女玉虫
こちらは私の担当です。自分で言うのもナンだが悪くないですね。勇壮なだけじゃないあんどんまつりの画題の自由さは青森のねぶた以上のものですが、今年は女の絵を描きたいなーと思って、なぜか那須与一が浮かんだのでこんなんなりました。絵師はそれぞれ勝手に下絵を考えるんですが、それを半立体に起こしてくれる「大工さん」の仕事と、紙貼り、蝋かけ、色塗り作業に来てくれる地区の皆さんの力で、形になります。それから当日の運行に関わるすべての人、沿道で見る人、全員で作り上げるのが「お祭り」です。



下若組 正面 「鍾馗」
大迫力ですなあ。下若さんはここ数年、絵・組み方・照明効果の総合力でかなりの完成度に達した感があります。


下若組 見返し「慈母観音」


上若組 正面 「仁王」
ときどきこういう大首が出ますね。


上若組 見返し 「布袋尊」


若衆組 正面 「堀川夜討」
若衆は歌舞伎を題材に取ったものが多いようです。見返しは狐忠信だったような気がするんですが、写真がありません、ごめんなさい。


四つ角では「中乙(なかおと)念仏踊り」 あまり見る機会がないのですが、哀愁を帯びた囃子がなんともいえない雰囲気を醸します。

四つ角での「音頭上げ競演」「大迫音頭」(写真は撮ってない・笑)のあと、山車は各町へ引揚げていきます。



いつもの飲み屋の前で音頭上げをしたり


踊りを披露したりしながら22時までかかって戻ります。


そんで、飲んじまってから壊れた「袖」を作り直したもんで、次の日になってみたら寸法は違うわ歪んでるわ(笑)


14日のあんどんは15日に外して壊し、新たに16日のを取り付けます。



8月16日


川若組 正面 「弥勒菩薩」


川若組 見返し 「恵比寿」


上若組 正面 「勧進帳」
こういった古拙な味わいが上若の特徴です。


頭上の扇が開くというギミックアクションつき!
見返しは「普賢菩薩」で、下若の「文殊菩薩」と対みたいだったのに、まともな写真がありません。すみません。


若衆組 正面 「鯉掴み」
なんていうか、アバンギャルドな感じですな。


若衆組 見返し 「千手観音」
こっちは現代日本の若者文化的な感じですな。


下若組 正面 「不動明王」


下若組 見返し 「文殊菩薩」
下若組は顔に骨組みの影が出ないように組むので、絵がすっきりして見えます。


そのかわり絵の面は完全に平面になっています(「不動明王」を横から見たところ)。


川原町と上町は曲面を木組みで作るので、顔にも桟が入る。カブトのひさしまで立体に。
まあ、それぞれにこだわりが。


そんなこんなで出発地に帰り着き、祭りも終幕を迎えます。


今日にはもう壊してこの姿に...


それぞれの絵にとってはたった一晩。そのためにあれだけの労力をかけて作り、灯りを入れてみんなで盛り上がり、翌日には壊して消えてしまう。まあ、夢ですね、すべては。早池峰の見守る里の、夏の夜の夢。


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