2011.09.04 タカの飛ぶ日
このところ台風の影響で悪天が続いていますが、晴れれば今頃はタカが空高く舞う姿がよく見られます。


ノスリ
夏の早池峰で一番目にすることの多い猛禽ではないでしょうか。最大で8羽同時に見たことがありますが、タイマグラ在住の猛禽類専門家によると、これらのノスリは渡りの途中であろうという話です。


ハイタカも登場


ハイタカが2羽で追いかけっこ
こうして狩りの真似をして遊んでいるように見えて、突然猛スピードで樹林帯に突っ込み、その後ホシガラスの声がギャアギャアと響き、やがて静かになった...というようなこともありました。


時には自分より大きなノスリに突っかかっていったりもしていました。食べるわけではありませんが。
(右:ハイタカ 左:ノスリ)


小さくても闘争心が旺盛で鳥を狩るので、江戸時代の盛岡藩ではこのハイタカをよく鷹狩りに用いた、と遠藤公男先生の名著『盛岡藩御狩り日記』にありました。盛岡藩では領内のハイタカの巣を監視して鷹狩りに使うために毎年ヒナを盗っていたが、監視下にあったハイタカの巣が一つなくなったことでその役目の村人に罰金四両を申し付けたという例もあったそうです。ひどい殿様ですね。
『盛岡藩御狩り日記』は岩手の野生動物に興味のある人にはきっと面白い本なのでぜひ読んでみてください(この本もタイマグラのタカの先生に教えてもらったのですが)。


タカが飛べばトビも飛ぶ。 
トビがタカを産む、の例えにあるように昔から凡庸なものの代表として扱われて気の毒ですが分類は立派なタカ目タカ科。


岩の上でチリリ、チリリと鈴のような声がするのは、


カヤクグリの幼鳥です。今年生まれたらしい幼子は警戒心が薄く、天敵の格好の獲物になりやすい。
そんなところにいると食われてしまうよ。


このばらばらになった鳥のように。


鳥に生まれたからには自らは捕食者に怯えることのない猛禽類に生まれて幸せだった...?
いずれ大空を悠々と舞う姿は気持ち良さそうです。


人間は足で歩く、と。


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