去る8月14日・16日に大迫のあんどんまつりがありました。大迫の町が一年で一番人で賑わう二日間です。今年はやはり供養の色合いが濃い画題が多かったようです。合戦ものは一つもなく、仏画が多かったです。

以下、8月14日の各組のあんどん山車の紹介です。


川若組 正面 「風流 弁財天」です。


川若組 見返し 「風流 地蔵菩薩」
六道のすべてにおいて救済を司る仏様です。


川若組 袖(側面)も、シンプルに「南無阿弥陀仏」の六文字で。


下若組 正面 「風流 救世菩薩」


下若組 見返し 「風流 打揚花火」
こういう画題は珍しいように思いますが、しっとりと情緒がありますね。ここにも南無阿弥陀仏の六文字が。


若衆組 正面 「風流 暫」


若衆組 見返し 「風流 不動明王」


上若組 正面 「風流 天竺徳兵衛」


上若組 見返し 「風流 持国天」


大迫が一年で一番賑わう夜。


次は16日の各組のあんどん山車です。


上若組 正面 「風流 瓢箪鯰」
恵比寿様のような感じですね。鯰は地震の暗喩でしょうか。


上若組 見返し 「風流 魚籃(ぎょらん)観音」
魚を抱いた魚籃観音は海上の守護で、釜石大観音がこの観音様です。



釜石大観音
4月に沿岸にボランティアに行った時に立ち寄りました。地震の影響で胎内めぐりはできず、施設内のあちこちに損傷が見られました。


観音様が見下ろす釜石湾には津波で寸断された湾口防波堤が見えていました。美しく凪いだ海には漁船の姿は一隻もなく、海上保安庁の船だけが浮いていました。


若衆組 正面 「風流 虚空蔵菩薩」


若衆組 見返し 「風流 娘道成寺」


川若組 正面 「風流 天女」
「興・絆・希・祈」の四文字が入りました。


川若組 見返し 「風流 一寸法師」


一寸法師と交差するのは下若組の「三陸火消し」です。


下若組 正面 「風流 三陸火消し」 
この絵を描いた絵師さんは消防団員でもあり、以前にも「め組の喧嘩」などを描かれていましたが、今回の震災で三陸の消防団員が住民を避難させようと半鐘を鳴らし続けたり避難誘導をするうちに津波に呑まれたことに対する思いは並々ならぬものがあったのでしょう。


下若組 見返し 「風流 観世音菩薩」


今年は16日は火曜日だったので里帰りした人たちも戻ってしまって寂しくなるかと思いましたが、雨がちな天気にもかかわらず思ったよりも多くの人が最後まで残っていました。お盆を過ぎると里にも山にも秋風が吹き始めます。






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