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早池峰山では紅葉が見頃を迎えていますが、そういった情報は昨今みなヤマレコとかYAMAPなどの登山SNSでリアルタイムに得られると思いますのでそちらをどうぞ。

さて前回、今年はナンブトウウチソウにも目立った食害はないと書きましたが、その後状況に変化がありました。

9月29日に小田越コース一合目付近のナンブトウウチソウ群落を観察したところ、去年と同様かやや少ない程度で、ナンブトウウチソウの花が無くなっていました。
(以下、写真は記載のあるもの以外は2020年9月29日、早池峰山小田越コース一合目付近)


何本かの花穂が、花茎の途中から無くなっています。


少し分かりにくいですが、上の写真と同じ株の、9月7日の状態です。











手前左と中央は茎から切断されており、右は種子だけが無くなっています。
つまり…普通は右のように種子だけが落ちて茎は残るはずなのです。

昨年はセンサーカメラにナンブトウウチソウの花茎に登るネズミが写り、有力な犯人像と思われました。

今年は私が観察した限り、9月7日と9月29日の間に花穂が失われたことになりますが、その間のいつ、花(果実)がどんな状態の時に取られたのかが気になります。
未熟な果実の場合と熟した種子の場合では、原因動物にとってもナンブトウウチソウにとっても意味合いが異なると思われるからです。

動物にとって、未熟な実は生食するのに魅力的な食物であり、熟して乾燥した実は貯蔵用になります。
また、ナンブトウウチソウにとっては、未熟なまま食べられれば単なる被害ですが、もし完熟して発芽可能な状態の種子を貯蔵されるのであれば、それは種子散布の一形態と言えます。動物の食べ残しや糞から発芽して子孫を増やすことができるかもしれません。
ただ、見たところナンブトウウチソウは、普通は振動や雨などで自然に種子が落下して散布されるようなので、もともと動物散布を選んでいるようには見えません。原因動物がどの状態の実を取っているのかも明らかになっていません。花の状態を毎日観察してセンサーカメラで24時間監視すればすこしは謎に近づけるでしょうか。

(あれ?去年のふわふわお布団説は…?)



ふわふわ巣材説のためには原因動物と巣を見つけないと…

いずれにせよ、ナンブトウウチソウは多年草で株は残っているので、まだ無くなったりはしません。


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