FC2ブログ
「月刊ほしがらす通信」になっている。要点のみ取り急ぎ。

〈登山関係〉

・早池峰山に登る場合、今年も河原坊コースは閉鎖・通行禁止なので、登山は小田越コース・門馬/平津戸コース・縦走コースなどに限られる。
・小田越コースを登る場合でも、車は河原坊駐車場に駐車してください。小田越に駐車場はありません。
・早池峰山のお山開きは6月10日(日)。その日から8月5日(日)までの土日祝はマイカー規制があります。

詳しくはこちら>車両規制についてシャトルバス時刻表


〈シカの話〉

シカは思っていたより早く、雪解け前から、じゃんじゃん・どしどし・続々と早池峰山に来ていた。

4月29日、岳〜笠詰(標高550m〜650mあたり)では、県道沿いの雪はとけ、道の脇のアジサイやクロモジの芽、ササに食痕が認められた。


早池峰山のニホンジカは、冬の間は麓に下がっている。春になると、雪解けとともに岳川・県道25号に沿って再び早池峰山域に侵入してくることは間違いない。問題は、それがいつかということである。シカが早池峰のコアな部分に到達する前に、捕獲するなり柵を設置するなり対策を打たなければならないと、昨年から再三、機会があるたびに関係者に訴えてきた。

それが、シカは思っていたよりずっと早く早池峰に入っていたのがわかった。

筆者は 5月6日、まだ河原坊でも日陰に雪が残りヤナギが芽を出した程度の時期に、頭垢離の対岸・標高1360m付近のアオモリトドマツ・ダケカンバ林内でニホンジカ1頭を目撃したのである。その辺りの林床は残雪から所々ササがのぞく状態で、木の芽や草はまだ全く出ていなかった。ツノのないそのシカはこちらに気づくと、林内を南東方向に逃げていった。また、その少し後で、標高1250m付近では雌シカの警戒声を2度聞いた。複数頭がいたということだ。
私はすぐに早池峰シカ監視員のハンターさんに連絡した。そしてハンターさんらは5月8日に早池峰国定公園内で巡視を行なった。

シカを目撃した斜面と逃げた方向 2018.5.6

同5月6日、昨年までにマルバキンレイカがほぼ消滅した標高1100m付近のポイントにカメラを設置すると、5月8日にはシカ2頭が写っていた。



5月12日 地面の草を食んでいる様子。

この場所には、一刻も早く柵を設置してもらいたい。そして去年までに消えたマルバキンレイカが回復するかを見てみたい。
しかし、岩手県自然保護課では今年度、防鹿柵の予算は取っていないのだという。
……え?


5月16日、河原坊のビジターセンターから30mほどの林内で、バイケイソウ(有毒)を食べた跡があった。


駐車場脇の低木もむしゃむしゃ。


一方、河原坊から岳川を4kmほど下った右岸側の林内では、ササがほぼ壊滅状態に。この辺りには雪が少なければ冬もいるのではないか。  2018.5.16

いや、今年、何もしなければ早池峰山は本当にボウズになりますよ。っていう話。

早池峰山シカ監視員のハンターさん達はシカを捉えるセンサーカメラを増やした。シカの通りが確実な所についにわなも仕掛けるという。標高1300mを超える場所は、特別天然記念物「早池峰山高山植物帯」にあたっているため、岩手県が文科省の許可を得て、ようやくこの春から工作物が設置できることになった。県も、何もしていないわけではなかった。
しかし、柵の予算…


さて、ひと月ほど前に、早池峰山でシカの生息密度が上昇しているというニュースが流れ、話題になった。
早池峰山シカ生息密度急上昇 17年度、食害も増加 岩手日報

それは、昨年東北森林管理局が行なった調査結果が発表されたことを受けての報道だった。
その調査結果の概要は、インターネット上に公開されている。
平成29年度 早池峰山周辺地域のニホンジカ生息状況・森林影響等調査

この調査結果について検証してみようと思ったが今回は時間切れ。
まあ要するに、この結果より実際はシカは多いだろうということです。
また次回。


スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://spottednutcracker.blog.fc2.com/tb.php/183-544e30b3