2016.10.28
冬間近
早池峰山の小田越登山口を通る県道25号紫波江繋線は、花巻市大迫町岳〜宮古市江繋向神楽(タイマグラ付近)で平成28年11月4日の正午から来年5月までの冬季通行止め期間に入るようです。
車で登山口まで来て早池峰山に登れるのはあと一週間ですが、今晩ただいま麓の大迫では雨が降っているので山の上は雪でしょう。天候によってはもっと早くゲートが閉まってしまうかもしれません。問い合わせは花巻土木センター(0198-22-4971)へ。
そういうわけで早池峰山はもう冬です。積雪期登山の経験がない方、早池峰山に一度も登ったことがない方は、安全のため今シーズンは諦めて来年の山開きをお待ち下さい。
ここから今日の早池峰山のようす。明日には景色が一変しているでしょうが…

小田越登山口は気温1℃。西の風5〜10m。つまり体感温度は氷点下。2016.10.28(以下同日)

樹林帯にルリビタキ♂。まだいたんだね。

九合目賽の河原の霜柱。

山頂には風で飛ばされて来たような雪。

山頂の気温は−4℃。開慶水も凍っていた。

固体のH2O。

10cmほどもある霜柱。

山頂はすっかり冬木立。

意外に遠望がきき、普段は見えない釜石〜大槌〜山田あたりの沖の太平洋に船が航行するのが見えました。
山頂は避難小屋の中でも−1℃。歩いている時は体が温まるのでよいですが、止まって休憩しているとダウンにニット帽、手袋などを着けていても体が冷えてきます。登山者も長居はせず次々と下りて行きました。

小田越コース五合目〜七合目あたりは龍ヶ馬場と呼ばれる風の強いところです。気温がもう0℃〜ひと桁のこの季節、このあたりで風速10mの風にさらされれば体感温度は氷点下に。それでも早池峰山で疲労凍死の遭難が起きないのは距離が短いからだろうと思います。いずれ天候によっては無理をせず引き返す勇気が必要です。

ホシガラスが樹林帯でアオモリトドマツの枝を飛び歩いては表面のコケをむしっていました。虫でも探しているのでしょうか。また来年会おうね。
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