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2018.08.19 山は秋へ
お盆を過ぎて一段と涼しくなった早池峰山麓ですが、山ではだいぶ前から秋の花が咲いていました。


ナンブトラノオ (2018/7/31、以下記載ないものは同じ)


ミヤマアケボノソウ


ミヤマアキノキリンソウ


ダイモンジソウ(ミヤマダイモンジソウ)

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ハイマツの実が実ると、それを食べるホシガラスもよく見られます。


8月1日には岳の早池峰神社の例大祭がありました。前日の宵宮から、天気が良くてよかった。



タカネナデシコは結構長く咲いていました。(2018/8/11)


霧に濡れるナンブトウウチソウ (2018/8/11)


翌日、登山道ロープ整備のため縦走コースを中岳まで行きました。


振り返って見る早池峰山、夏山っぽい。(2018/8/12、以下同じ)

中岳(1678.8m)の東側に広がるアオモリトドマツ・コメツガ林内では、登山道沿いの植物にシカまたはカモシカによるとみられる食痕が多数見つかりました。


オオバギボウシの葉がほとんどなくなっていました。


ヒロハハリブキもよく食べられています。
他にシダ類、ツツジ科にも食痕がありました。


小田越付近でよく食べられているカニコウモリはここでは無事だった。


ぬかるんだ登山道には足跡も。

この中岳の東側は、北側にも南側にも森林が続いているので、ニホンジカが侵入していることは十分考えられます。東西の岩稜には食痕は見つからないため、足場の平坦な森林内を行き来しているのでしょう。


そういえば翅のないバッタ、ハヤチネフキバッタが繁殖の季節です。踏みつぶさないように注意してください。


ミヤマウイキョウ


頂上から縦走コースの稜線上空にノスリの若鳥が複数現れて、


狩りの練習のなのか、追いかけっこをするのも8月の風物詩。


この個体はトンボを足でつかみ、飛びながら食べていました。


ここ数日でめっきり秋めいてきました。山へはフリースや薄手のダウンなど、防寒着を一枚増やしてお出かけください。


2018年8月11−12日に見られた花:
(小田越コース〜早池峰山〜中岳)
イワオトギリ カニコウモリ ナガバキタアザミ シラネニンジン キンロバイ ミヤマアキノキリンソウ ミネウスユキソウ ゴマナ ミヤマカラマツ ウメバチソウ オヤマソバ ナンブトウウチソウ ナンブトラノオ タカネナデシコ ホソバツメクサ ダイモンジソウ ミヤマセンキュウ シロバナトウウチソウ ハヤチネウスユキソウ ミヤマアケボノソウ ハクサンシャジン タカネヤハズハハコ ミヤマウイキョウ


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2018.07.03 今見られる花
今年、早池峰の花はおおむね開花が早く、ハヤチネウスユキソウも見頃を迎えています。





ところで、私たちがきれいだと思うハヤチネウスユキソウは、本当の花の部分はまだ開花していないことが多いのです。
ハヤチネウスユキソウの花びらのような部分は総苞片と言い、本当の花はその内側の丸い部分です。
この頭花が十分に開いた時には、総苞片は反り返って植物全体はなんとなく盛りを過ぎたように見えます。


こちらは小田越コースで今年一番早かったハヤチネウスユキソウ。真ん中の頭花が開き始めたところです。(6/11)


こちらが同じ花の約20日後の姿。まわりの頭花がすべて開花しています。(6/30)

それでは、他の花も御覧ください。(写真は全て6/30)


ホソバツメクサも咲き始めました。


ミヤマオダマキは、開く前が紫がとても濃い。


花火のようなホソバイワベンケイ


頂上直下に、たった一株遅く咲いたヒメコザクラを見つけた人はラッキー。


ウコンウツギ


チシマゼキショウ


早池峰山固有種の、奇跡のツーショット。


2018年6月30日に小田越コースで見られた花
サラサドウダン マルバシモツケ ミヤマオダマキ キンロバイ キバナノコマノツメ ハヤチネウスユキソウ ミヤマヤマブキショウマ ナンブトラノオ ミヤマアズマギク ミヤマシオガマ ホソバツメクサ カトウハコベ チシマフウロ ミネヤナギ ミヤマキンバイ ナンブイヌナズナ ホソバイワベンケイ ミヤマカラマツ ハクサンチドリ ヨツバシオガマ コバイケイソウ コイワカガミ ショウジョウバカマ アオノツガザクラ ミツバオウレン ヒメイワショウブ チシマゼキショウ ムシトリスミレ チングルマ タカネクロスゲ ミネザクラ ウコンウツギ ウラジロナナカマド カラマツソウ
早池峰山小田越コースでいま見られる花(2018/6/17)

ズダヤクシュ ウスバスミレ ミツバオウレン サラサドウダン タカネナナカマド ホソバイワベンケイ ミヤマオダマキ ナンブトラノオ ミヤマアズマギク キバナノコマノツメ ヒロハヘビノボラズ ミヤマヤマブキショウマ ハヤチネウスユキソウ ミヤマシオガマ ヒメシャクナゲ チングルマ イワウメ ミヤマキンバイ ミヤマタネツケバナ ヤマガラシ コイワカガミ チシマアマナ ミネザクラ(九合〜山頂のみ)

今年は花の開花が早く、ハヤチネウスユキソウは山開き(6/10)には咲いていました。
早池峰山の固有種のうち、ハヤチネウスユキソウ・ミヤマヤマブキショウマ・ナンブトラノオがいま見られます。
(写真は6/15〜6/17)


ハヤチネウスユキソウ


キバナノコマノツメ


ミヤマシオガマ


ミヤマアズマギク


ナンブイヌナズナ


チングルマ


イワウメ


コイワカガミ



2017.07.23 7月の花から
7月も終わりに近づきました。昨日から岩手県も大雨になっていますが、その前までは今年は梅雨の東北とは思えない暑さが続きました。過酷な環境でも生き延びてきた早池峰山の高山植物は涼しい顔で?咲いていますが、環境の変化に弱い我々人間は熱中症には十分注意が必要です。何よりも水分、そして塩分を補給しながら登山しましょう。早池峰山では携帯トイレしか使えないので、便を持ち運びたくないからと水分を控えるようなことがあってはいけません。そして、現在メインの登山道となっている小田越コースには水場はありませんので、必要な水は登山口に到着する前に各自用意して来なければいけません(こんなことは当たり前のことですが…)。花巻市側にある河原の坊登山口には沢水を引いた水道はありますが、土日祝日にシャトルバスで直接小田越まで行く方は河原の坊で途中下車はしないと思いますので、やはり予め水を用意すべきです。


7月の花から (写真は7/9・7/15)



チシマフウロは五合目で7月上旬にきれいに咲いていました。


珍しく白花もありました。


カトウハコベと


よく似たホソバツメクサ


ミヤマアズマギク


キンロバイ


イブキジャコウソウも咲き始めました


ナンブトラノオ


ミネウスユキソウ


ここからはハヤチネウスユキソウです。










残念なことに、登山道の外側で踏みつけられている花を見つけることは珍しくありません。









2017.07.04 今見られる花
早池峰山ではハヤチネウスユキソウが咲き始め、他にもいろいろな花が見頃を迎えています。(写真は7/2)


マルバシモツケ

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地味だけれど早池峰山の固有種の一つ、ミヤマヤマブキショウマ。


ミヤマオダマキとキバナノコマノツメ


こちらも固有種のナンブトラノオも三つくらい咲いていました。


今年はミヤマシオガマが綺麗に咲いていたように思います。山頂以外ではそろそろ色あせてきました。


ミヤマアズマギクは場所によって紫が薄いものが見られますが


これは真っ白でした。

170702husuyuki.jpg
ハヤチネウスユキソウは二合目から三合目あたりでまだ開き始めたばかりです。標高の低いところから高いところへ順番に花が咲いてゆくので、今月いっぱいくらいは楽しめそうです。


カトウハコベも咲いていました。


意外と目につくのか、よく名前を聞かれるのがタカネクロスゲ。


「ナンブイヌナズナの隣に、白いナンブイヌナズナが咲いている」という情報があり確認しに行きましたが、


ミヤマタネツケバナでした。同じアブラナ科で花は似ていますが、葉がナンブイヌナズナより丸いです。


九合目、稜線に登ると最近まで雪があったので、花の季節が戻ります。ミツバオウレン。


ミネザクラも咲いています。


コイワカガミとヒメイワショウブ


山頂直下の雪も小さくなりました。


下山すると、小田越樹林帯の足元にはギンリョウソウが顔を出していました。